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2025/03/01
SNS中毒の私が「自分を大切にできなかった」話
夜な夜なインスタグラムを開き、友人たちの楽しそうな旅行のストーリーを眺める日々。学生生活の最後の春休み、友人たちはヨーロッパや東南アジアを旅しており、自分だけが取り残されたような孤独と虚無感にさいなまれていた。
今年に入り、自分自身を見つめ直す過程で、他人と自分を比べる癖が自分を卑下することに繋がっていると気づいた。自分より劣ると感じる人に対しては敬意を抱かず、優れていると感じる人のみを尊敬し評価してしまう傾向があった。これは、自分自身を完全に信じられていないからだと気づいた。
子供の頃から「両親を喜ばせたい」「先生に世話を焼かれたくない」という思いから、自分の価値を他人との比較で測っていた。成績ではなく、「私が私でいられたこと」が評価される経験は、これまでどれだけあったのだろうか。小さい頃から、親を喜ばせることでしか自己価値を見出せずにいたが、それが自分自身を大切にすることの妨げとなっていたのだ。この問いかけは、社会人を目前にして自己受容の大切さを再認識するきっかけとなった。
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