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2025/03/07
趣味を分かってくれるクラスメイトなんていない
これは私が小学校に進学したばかりの時の話。私が進学した小学校は東京の下町にある歴史の長い学校で、子どもながらに「似たようなライフスタイルの子たちが多いな」と感じていた。当時小学1年生だった私は、ディズニーチャンネルが大好き(特にハンナモンタナとフィニアスとファーブ!)で、映画『ハイスクール・ミュージカル』に憧れを抱いていた。高校ではみんなチアリーダーに入るものだと思っていた。(恥ずかしい…)
だが、私のような趣味を持っているクラスメイトはいなかった。彼らが私の興味関心ごとを知らないように、私もクラスメイトたちの関心ごとや流行りを知らなかった。給食の時間・休憩時間でみんなが話しているトピックがまるで分からない。「ピラメキーノ」?「エド・はるみ」?「うぃ〜(Wii)」?初めて聞く言葉ばかりだ。みんなはなんで知っているの?
GReeeeNさんの「キセキ」が大流行した年で、授業でも授業中じゃなくても学校中から「キセキ」が聞こえてくる。「あぁ、私もハイスクール・ミュージカルの曲を友達と学校で大きな声で歌いたいなぁ〜」と何度思ったことか (笑)
まるで、自分だけ違う世界にいるみたいだった。好きなことを語りたい!と思っても「なにそれ」「外人はやっぱり違うな!」と言われるのが怖く、いつしかみんなの話を黙って聞くことが増えた。
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