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NASEF主催全日本高校eスポーツ選手権

  • MIRAIS広報部
  • 1月8日
  • 読了時間: 4分

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今日は、NASEF主催全日本高校esports選手権に行きました。


僕自身もプレイしたことがあるゲームということで楽しみにしていたのですが、圧巻でした。まず高校生のeスポーツの大会があることなんて知らなかったですし、このような規模であることも知りませんでした。大企業がスポンサーについていることだけでなく、有名ストリーマーなどが解説に付いているなどびっくりすることばかりです。

僕たちが行った土曜日は、League of Legendsというゲームの開催日でした。通称lolと呼ばれるこのゲームは、日本ではまだあまり浸透していないながらも海外では一位二位を争う人気ゲームで、特に中国、韓国で多くのプレイヤーがいます。


そんな日本ではマイナーなlolでも全国の高校にチームがあるということにまず驚かされました。準決勝は東/西・通信/全日で分けられており全4校が出場しました。そして、試合を見ていると流石と言いますか、通信制高校が圧倒的な強さを誇っていました。一般の全日制高校もかなり頑張っていましたが、やはりまだeスポーツの浸透、認識が足りないのではないのかと感じました。 優勝校であるルネサンス高校横浜校にはeスポーツ専攻コースがあり、優勝メンバーは全員そのコースらしいです。


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eスポーツの浸透を促す上で世間の認識が問題に上がってきますが、これに対して同行した横田くんがとても面白い考えを持っていました。彼によると原因は言語から来ています。日本語の「スポーツ」には、運動や体を動かすといった意味があります。そして英語の”sport”には、日本語で言うと「競技」としてのスポーツの意味合いが強いらしいです。さらに”game”とは日本語の「ゲーム」の持つテレビゲームの意味より

も、「試合」の意味に近いです。この理論の通り、海外では日本よりもeスポーツの浸透率が高いそうです。僕自身言語学習には関心がありますので、これはとても興味深い意見でした。 これを踏まえて僕は、日本には「eスポーツ」とは別の呼び方が必要なのではないかと感じています。日本人としては多分、「eスポーツ」と言われるとどうしても「スポーツ」と同一視してしまい、「競技」としてはみてくれないと思うからです。だから世間からは、体を動かさないのにスポーツとみなすなんて、と言われてしまうのです。そもそもジャンルが違うのでは、と僕は思います。


横田くんは選手に、今後どのような形でeスポーツに関わっていくかを尋ねていました。1位のルネサンスと2位のN高ともにチームの中で二人がこれからもなんらかの形で関わっていきたいと答え、プロになりたいと話す選手もいればマネージャーなど、なんらかの形で関わりたいという選手もいました。その他のメンバーも、これからも趣味としては続けたいと答え、彼らのeスポーツへの愛を感じました。キャスターの方がこの熱中こそが青春だと言っていましたが、全くその通りだと思います。彼らにはeスポーツという青春があり、それは彼らの未来でもあるのです。そんな選手たちの夢を応援するため、横田くんは研究を続けているのでした。


今回はインタビューを受け付けているのが通信制の2校のみでしたが、僕としては全日制高校の選手の意見が気になりました。ルネサンスのような専用のコースでない学校の生徒が、eスポーツに打ち込むことに対し周りからどのような反応を受けているのか。僕の家庭では多くのように、ゲームよりも勉強が優先されていましたが、その中でもある程度理解はある方だったと感じます。中学生までは時間制限を設けて許されましたし、高校生からは自律を任されています。僕の両親がこうした理由は、この「自律」を促すためにあると思います。学校の勉強や、社会に触れることを最低限しておかないと、それらが大切なことだと子供はおそらく気づけません。そうしてゲームに熱中するあまり社会性を学ばないまま育ってしまう可能性があるのです。熱中できる対象だということはスポーツと共通すると先ほど述べましたが、ゲームで一つ例外なのは外に出て体を動かしたり、直接人と話したりする機会が少なくなるという点です。それはゲームに夢中になるあまり落第したり、学校に行かなくなってしまう子供が多くいることが実際に映し出しています。しかしeスポーツの道でプロを目指すにはやはり練習時間が必要で、そこに悩んでいるプレイヤーも多いだろうと思います。現代の多くの親は、子供に長時間ゲームをプレイさせてプロにさせるのは、正しい育て方ではないと感じるでしょう。ただ、正しさというのは移り変わるものですから、この認識を変えることも可能です。だからこそ僕は、「スポーツ」とは違う「eスポーツ」の価値を見出し広めていくことが必要だと思います。


Writer&Photo:荻野 大地











 
 
 

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