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こども夢の商店街
​ミニレポート

ミニレポート番外編​。

​おとなりサンデーの商店街から帰っていると、初台駅にあるオペラシティが何やらにぎやかだ。

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子どもたちが大勢「いらっしゃいませー!」と声を上げている。

​何かバザーか何かだろうか。少しだけ眺めていると、看板があった。

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「こども夢の商店街」

​子どもが「店主」となり様々なものを売る、そんなちょっと変わった小さな商店街であった。

お店を少し覗いてみると、みんな思い思いに違うものを売っている。

​あるお店では、レジンを使った手作りのアクセサリー、あるお店ではトレーディングカードのオリジナルの組み合わせのパック、あるお店では手作りのつけ爪など、見ているだけでも飽きないラインナップ。まるで、東京ビッグサイトで毎年開催されている、ハンドメイドのイベントのような雰囲気だ。

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「タイムセール中です​!」「セットで値引きしますよー!」大人顔負けの商売上手たちの元気な声がオペラシティに響き渡る。ここもまるでオペラシティの舞台のようで、ロケーションもぴったり。

ちなみに、通貨は日本円ではなく「おむすび通貨」という独自の通貨を使っている。

このイベントの企画主催元である一般社団法人ユメ・フルサトのサイトによれば、「お金の価値保存機能をおさえることで流通速度を高めた世界初のコメ本位制地域通貨」とのこと。

20むすび(単位は「むすび」)=1000円だそう。

こちらで売っているものはおおよそ平均4むすび程度なので、そこそこいろいろ買うことができる。

ちなみにこの通貨、提携している実際のお店も全国にあるようだ。

東京エリアでも多摩方面から都心は江東区エリア付近まで、本当に広がりを見せているれっきとした本当の独自の通貨である。

単なるおままごと的なものでは終わっていないというところが、面白いところだ。

子どもたちにはまだ早い、お金の勉強だなんて……という声がまだ存在する社会ではあるが、いつかかならず子どもたちも成長し、何らかの仕事に就く日が来る。

それはアルバイトであったり、就職であったり、人によっては起業やフリーランスもあるだろう。早い段階から実際に自分で商品を作り、売るという経験をしていれば、自分はどんなことならできるのか、どんな仕事があるのかを、もっと知りたくなってくるのではないか。

そうすれば、大人になったとき、「あの仕事に就いていればよかった」という後悔をする可能性は低くなり、ひとりひとりが満足した道へ進むことができるのではないだろうか。

なかには、この経験を生かして、インターネットなどで自分で本当にお店を持つ、そんな子も現れるかもしれない。

ちなみに次回は7月にも開催予定とのこと。気になった君はぜひ参加してみよう。

〇一般社団法人ユメ・フルサト https://f-bank.jimdofree.com/

​〇こども夢の商店街 https://www.f-money.com/

writer&photo:MIRAIS

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